(出資)「デジタル終活の新しい形」ことばの保険〝tayorie〟に出資しました
- Kunihiro Ogiwara
- 3月10日
- 読了時間: 3分
更新日:5月23日
もしものときに届ける、想いと情報の自動送信サービス「tayorie」を運営する株式会社tayori(所在地:東京都中野区、代表取締役:直林実咲)に出資しました。
tayorieは2024年11月にローンチした、ユーザーがもしものときに備えて生前に登録したメッセージや情報を、ユーザーのエンディング判定が行われた際に指定の相手に自動送信するWEBサービスです。
任意の相手一人ひとりに個別の想いや死後に必要となる情報を残すことができ、日々「げんき確認」を行い既定の条件を満たしてエンディングが判定されると、tayorieに預けられている便り(想いや情報)が大切な相手に自動で届けられます。
大切な人への感謝や愛情、伝えきれなかった言葉、そして口にしづらい資産やスマホのパスワードなどの情報を託すことで、「もしもの時」に家族が安心して前を向けるようサポートします。
「tayorie」の詳細は、以下URLをご参照ください。tayorie公式ページ

荻原国啓 (ゼロトゥワン代表取締役社長)
人生において「伝える」ことの価値は計り知れません。『tayorie』は、単なる終活サービスではなく、大切な人へ想いを届けることで、遺された人が前を向くための支えとなる、新しい社会インフラを創ろうとしています。その意義に深く共感し、今回出資を決めました。
直林さん自身の経験から生まれたこのサービスは、単に情報を残す仕組みではなく、愛情や感謝を未来へつなぐものです。人生の終わりを考えることは、今をどう生きるかを考えることでもあります。『tayorie』が広まることで、「言葉の保険」という文化が根付き、誰もが安心して大切な人に想いを託せる社会が実現することを願っています。
まだ発展途上のサービスですが、その可能性は非常に大きく、今後の進化が楽しみです。直林さんが掲げる「残された人が笑って過ごせる未来」を共に実現していけることを、心から楽しみにしています。
代表取締役 直林実咲コメント
サービス開発のきっかけは、私(代表:直林)が幼少期からお世話になっていたご夫婦の旦那さんが突然亡くなったことでした。いつもそばにいると思っていた人が突然いなくなった悲しみを感じる中で、奥さんがこう言いました。
「夫からの言葉が何か一つでも残っていたら、気持ちの持ちようも違ったのにね」
その言葉と彼女の表情を、私は一生忘れることができません。「残された人の気持ちに少しでも寄り添うことができるサービスを作らなくては」と強く感じ、サービス開発に取り組む決意を固めました。
「tayorie」というサービス名には、「ユーザーにとって、『頼り』になる存在でありたい」「大切な想いを未来へ届ける『便り』を大切にしたい」という願いを込めました。
大切な人との突然の別れに直面したとき、tayorieが少しでも心の支えとなり、前を向いて生きていく力を届ける。そんな未来を目指して、今回ご支援いただいた投資家の皆様とともにtayorieを進化させていきます。